こんにちは、院長の駒井です。

 

9月12、13日の2日間、診療を休ませていただき、名古屋の月星歯科で行われたセミナーに参加してきました。

とても大きなクリニックで隣に研修施設が併設されており、セミナーはそちらで行いました。コロナ下でのセミナーですので、密にならないよう、全員マスク着用、都度手指消毒、常時換気が徹底されました。

 

セミナーは実習付きのコースになっていて、全6日間の日程で今回が1日目、2日目になります。

 

今回の2日間は歯周病についてで、1日目は朝から夜までの歯周病の講義、2日目は口腔内写真とレントゲン撮影についての講義、午後は歯石とりに関する実習でした。

 

 

1日目は歯周病に関する基礎的なこと、歯周病治療の歴史的変遷、研究で明らかになった最新の知見、月星先生の症例をもとに講義が進められました。

 

歯周病の治療として歯ぐきの手術が論文で初めて発表されてからおよそ140年。以来、様々な治療法が開発され、どのような方法が効果があるのかないのか検討されました。先人たちの試行錯誤を知ることで、現代の私たちがより確実な治療を行うことができます。

 

講義中に提示された症例写真は圧巻でした。当院は開業してまだ1年半ほどですが、月星歯科は開業から38年。症例の写真を見るだけでも1冊の教科書を読む以上の価値があるものでした。

2日目は月星先生の講義と、歯科衛生士の石原さんの講義と実習でした。石原さんは元々月星歯科に勤務されていて、現在はフリーの歯科衛生士として診療や後進の育成に携わっておられます。月星先生のバイタリティーにも圧倒されましたが、石原さんの迫力もなかなかすごかったです。

 

歯石とりは、水を出しながら超音波の器械でやるの(キーンと音がなるやつ)と手持ちのやすりでやるのと2種類ありますが、やすりでの歯石とりとそのやすりの手入れについての講義と実習でした。普段は当院でも衛生士さんに任せている部分ですが、メーカーや型式の違いによる使い分けや、施術の際の体の負担を減らす体や手の動かし方について学びました。

 

あっという間の2日間、とても濃密な学びの時間を過ごしました。

治療に関しての知識や技術ももちろん必要なことですが、治療や患者さん一人ひとりに向き合う月星先生の考え方に触れ感銘を受けました。

 

歯周病の治療は、歯科衛生士さんの関与が重要な分野です。今回学んだ内容を院内に持ち帰り、スタッフと共有し、よりよい歯科治療をこれからも提供できるよう努力を続けていきます。

 

旅といえば、グルメも楽しみの一つです。セミナー後は参加者が集まっての懇親会が恒例でしたが、今回はコロナの影響で懇親会はなしでした。

食べに行く時間もなく、名古屋グルメはおあずけとなってしまいましたが、セミナーの昼食で出た中華弁当がとてもおいしかったのです。

 

10月は3、4日、11月は14、15日とセミナー参加のため休診させていただきます。近くなったら改めて休診のお知らせはいたしますが、ご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします。

 

ではでは。