こんにちは、院長の駒井です。

 

札幌も平地で雪が積もり、冬が始まりましたね。寒くなると風邪やインフルエンザが心配になります。そして引き続きのコロナウイルス。

 

北海道、特に札幌でのコロナの感染者が急増していますね。警戒ステージは「4」に上がりました。検査体制やベッドの確保などは行政に任せるしかありません。特効薬やワクチンがない状態で今できること、3密を避けたり、手洗いやマスクなどの感染対策を一人一人が徹底して行うしかありません。

 

新型コロナが流行してから日が経つにつれ、この病気やウイルスについての特徴が少しずつわかってきました。

以下は厚生労働省から発表されている資料です。

新型コロナウイルス感染症 の“いま についての 10 の知識(2020年10月時点)

 

 

コロナに限らず、風邪やインフルエンザも予防法は同じです。基本に忠実に、それを毎日しっかり続けましょう!

①手洗い、手指消毒

②マスク

③うがい

④換気、加湿

⑤体調管理

 

①手洗い、手指消毒

手にウイルスが付着しただけでは、まだ感染していません。ウイルスがついた手で食事をしたり鼻や眼などを触ると粘膜を介してウイルスが体内に侵入するのです。ウイルスが手に付いてしまうことは避けようがありません。そこで手洗い、手指消毒!今一度、正しい手の洗い方を確認してみましょう。

正しい手の洗い方

 

②マスク

マスクは感染予防と人にうつさないためです。コロナウイルスは咳やくしゃみなどで出る飛沫に乗っかって移動します。自分の飛沫を飛ばないようにするため、他人の飛沫が自分の口や鼻に届かないようにするためです。

 

不織布製のマスクは遮蔽性能が高い分、息苦しくなるという欠点があります。なので、小さなお子さんや息苦しさがきつい場合は綿やナイロン、ポリウレタン製の通気性のよいマスクがオススメです。あるいは、透明なプラスチック製のマウスガードなどもいいのではないでしょうか。

 

③うがい

うがいは報道などでは感染対策としてはオススメはされていませんが、私は個人的にやってます。

 

風邪予防としてのうがいの研究では、効果があるとするもの、ないとするものがあり、エビデンスとしては弱いようです。ただ、効果があるとする研究報告では、水でのうがいで予防効果があるとされており、必ずしもうがい薬を使わなくてもよいようです。

 

④換気、加湿

「3密」の一つ、密閉への対策、換気。距離が取れない空間でも適切に換気が行われているとそれだけでも感染リスクの低下を図れるようです。

 

部屋の広さや、人数によっても換気の必要性は変わってきます。換気のエビデンスも確立はされていませんが、およその目安としては30分に1度、数分間窓を開けるようにしましょう。

 

これから寒さが本格化してきますが、寒さ対策と両立させながら換気を行いましょう。

 

乾燥すると飛沫がより遠くに飛びやすくなってしまいます。またのどや鼻の粘膜も乾燥により抵抗力が下がってしまいますので、加湿は重要です。

 

一般的に湿度というと「相対湿度」を表します。これに対し「絶対湿度」という指標があります。これは空気1立方メートルに含まれる水蒸気の重さ(グラム)を表します。例えば湿度が50%とあっても、気温18度のときの絶対湿度は約8グラム、30度なら15グラムという具合です。

 

インフルエンザ に関しては11グラムを下回ると流行が始まると言われていますので、これを目安に加湿をしていただきたいと思います。ただ、加湿しすぎはカビを繁殖させることがあります。温湿度計などを使って湿度を調節しましょう。

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⑤体調管理

感染症対策に限らず、日頃からの体調管理は大切です。休息と栄養。しっかりとした睡眠と食事。

夜勤のある仕事の方など個人個人の事情もあるとは思いますが、できるだけ生活リズムを整えましょう。

 

 

目に見えず、終わりの見えない戦い。精神的にも大変なストレスですが、頑張りましょう。

誰のためでもなく、自分のためです。

ではでは。