こんにちは、院長の駒井です。

 

札幌も徐々に暑くなってきましたね。

コロナ対策でマスクを付けての外出が基本になっていますが、これから暑くなると熱中症の危険性が高まります。歯科とは直接関係ないですが、命に関わることなので書いていきます。

 

データを示すと、2019年5月〜9月に全国で熱中症で救急搬送されたのは71,317名、北海道は1,605名。年齢区分別の内訳では65歳以上の方が52.0%、発生場所別では住宅が38.6%、ついで道路が15.6%などとなっています。死者数は126名でした。

人口10万人あたりの搬送者数は全国平均は56.11人、北海道29.82人で、北海道は平均を下回っていますが、年々搬送者数は増加しています。

 

 

各省庁から熱中症に関する情報が出ていますのでご覧ください。

 

<厚生労働省>

暑さ対策、水分補給について、熱中症が疑われる人への対応などが書かれています。

熱中症予防のために(日本語版)   

英語版   

中国語(繁体字)版  

中国語(簡体字)版   

韓国語版

障がいをお持ちの方の熱中症予防ポイント

 

<消防庁>

同じような内容ですが、厚労省のよりもシンプルに書かれています。

熱中症予防啓発ポスター

 

<環境省>

暑さ指数(WBGT)の実況と予報、熱中症の基礎知識、応急処置など

熱中症予防情報サイト

 

 

さて、今年の夏はマスクを付けて過ごすことになります。

みなさんお気づきと思いますが、マスクで顔が覆われていると暑いです!そこに気温の暑さが加わり、体温はグイグイ上昇します。

 

これだけでも熱中症のリスクが高いですが、マスクを付けていると、のどの乾きが感じにくくなります。吐いた息の湿気がこもるためです。

 

これらを踏まえ、熱中症対策をする必要があります。

 

 

無理をしない

 

日頃の体調管理も大切ですが、暑さに慣れていない時や体調が悪いときは無理はしないようにしましょう。持病のある方や過去に熱中症になったことがある方は特に注意が必要です。

 

 

こまめに水分補給

 

一度に大量の水分を取るよりもこまめな水分補給を心がけましょう。力仕事や運動時など大量の汗をかいたときは水分だけでなく塩分の補給も必要です。

 

 

体を暑さに慣らす

 

暑さが本格化する前の今の時期に汗をかく練習をしましょう。早歩きくらいのスピードのウォーキング、30分ほどでも効果ありです。その際も、水分補給を忘れず、無理をしないように気をつけましょう。

 

 

アルコールは水分補給になりません

 

暑い日にキンキンに冷えたビール🍺最高ですね!しかし、注意してください。アルコールには脱水作用があります。飲んだとき普段よりトイレが近くなると思いますが、あれです。飲んだ分以上に体から水分が出ます。

 

 

冷房時も換気

 

冒頭のデータで示しましたが、家の中で熱中症になることが一番多いです。エアコンや扇風機などを使い、すごしやすい環境を整えましょう。

コロナ対策も必要なので、窓開けや換気扇で適度に部屋の換気もしましょう。

 

 

適宜マスクをはずしましょう

 

マスクは自分の飛沫を近くの人に飛ばさないためのものです。近くに人がいない、あるいは距離が2m以上取れる場合はマスクをはずしても大丈夫です。

 

 

コロナの影響で各地で開催予定のイベントも中止になっていますね。いつも通りの夏にはなりませんが、できない事を嘆いても何も変わりません。体調管理に気をつけて、できる範囲の行動で、短い夏を楽しみましょう!

ではでは。