こんにちは、院長の駒井です。
今日は歯ブラシの話。手用の歯ブラシ。
電動歯ブラシはまた別の機会で。
まずはこちらの画像をご覧ください。
みなさんの歯ブラシはこんな状態になっていませんか?これはアウトです。
なぜこれがダメなのか、どうしたらよいのか、それを今日はお伝えします!
歯ブラシの交換時期
みなさんはどのくらいの頻度で交換していますか?ずばり、オススメは1か月!
歯ブラシは消耗品です。上の画像は極端な例ですが、使ううちに徐々に毛先が開いてきてしまいます。そして雑菌の繁殖。使うたび洗っても完全にキレイな状態にはなりません。では詳しく解説していきます。
毛先の開きは死活問題
標準的な硬さの歯ブラシで適切な力加減で磨くとおよそ1か月くらいで毛先が開いてきます。裏から見て毛先が出ていたら開いた状態です。
図:ライオン歯科衛生研究所サイトより引用
毛先が開くと狙ったところに毛先が当たらず、しっかり歯垢(プラーク)を除去できません。
上の図で示すように、毛先が開くとおよそ40%も磨き残しができてしまいます。また、長く使っていると毛のコシ(弾力)がなくなってプラークの除去効率の低下を招きます。
せっかく時間をかけて歯磨きをしても、道具のせいで目的が達成されないのは残念なことです。
歯ブラシは雑菌まみれ
歯についた菌を取るための道具、歯ブラシ。当然、菌にまみれています。使用後は流水で歯ブラシを洗うと思いますが、すべて洗い流されるわけではありません。また、洗浄後も湿った状態のままだと雑菌が繁殖しやすくなります。
歯磨きが終わったら流水でこすり洗いをし、毛のある方(ヘッド)を上にして風通しの良い状態で保管するとよいです。
それでもある程度の菌は残ってしまいます。また、毛先も徐々に開いてきてしまいますので、1か月程度での歯ブラシの交換をおすすめします。
当院オススメの歯ブラシ
ずばりこれ、tuft24!わたしもこれ愛用しています。
オススメポイント①
ナイロンより4.2倍長持ち毛材(メーカー調べ)
通常の歯ブラシはナイロン製の毛で作られていますが、こちらの商品、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂という素材でできています。この素材は吸水率が低く寸法安定性に優れているという特徴があります。寸法安定性とは形や大きさが変化しにくいという性質のことです。つまり、このブラシは長持ちするということです。
オススメポイント②
歯ぐきにやさしい。
こちらをご覧ください。
画像:たふ子おすすめ歯ブラシtuft24より引用
tuftの毛先は丸みを帯びた形になっています。歯周病対策の歯磨きでは、歯ぐきをマッサージするように磨きます。毛先がとがり過ぎていると歯ぐきを傷つける恐れがあります。丸みのおかげで傷つきにくい。わたしが自分で磨い時も歯ぐきに刺さるような感覚がありません。
オススメポイント③
安い!
当院ではなんと1本100円(税込)で販売しております。某通販サイトより安いです。歯ブラシは消耗品なので、もったいないとかもう少し使えそうと考えて、開いた毛先で磨く人をなくしたいという思いでこの価格設定にしています。
以上、3点のオススメポイントです。①②については、いろいろ書きましたが、自分的に使いやすいと感じているというのが一番大きいところですね。
現在クリニックでの取り扱いはM(ミディアム)とS(ソフト)ですが、ほかの硬さのご希望あれば取り寄せやまとめ買いにも対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。もちろん、歯ブラシの購入のみの来院でも大歓迎です。
ちなみに子供用にはtuft17(1〜7歳向け)、tuft20(6〜12歳向け)の取り扱いもあります。
コロナの影響で歯科の受診を控えている方も依然として多いようです。歯科に来れない分、おうちでの歯みがきをしっかり頑張りましょう!!
ではでは。